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認知症外来

どうぶつを取り巻く生活環境や獣医療の発展にともない、どうぶつたちにも高齢化による健康問題が増えてきています。
加齢による運動能力の低下、脳の機能の低下も生じます。

老化に関連して、認知力の異常、刺激への反応性の低下、学習・記憶の欠損などが生じる病気は、認知機能不全症候群と呼ばれます。

残念ながら決定的な治療法はありませんが、行動療法、生活環境の改善、接し方により有用な刺激を与えることなどが、認知機能不全の進行を遅らせることができると言われています。

代表的な症状

見当識障害

室内で歩き回る、間違った方向へ進む、知っている人を認識できない

社会的交流

遊ぶことへの興味の低下、我慢が出来なくなる、攻撃性の増加

睡眠サイクルの変化

寝る時間が変わる、夜中に徘徊、過眠・不眠

活動性

反応性の低下、無関心、空間や物を凝視する

疾患の原因

加齢による脳神経細胞の変性
脳血管の疾患による脳の変化
酸化ストレス

診断と治療

症状から判定
行動の変化をカテゴリーに分けて、点数をつけることによって認知機能の低下が起こっているかを判定する方法がとられています。
見当識障害(D)、社会的交流の変化(I)、睡眠サイクルの変化(S)、不適切な排泄・粗相(H)、活動性の変化(A)といった項目があります。

血液検査
内分泌疾患(甲状腺機能低下症など)、糖尿病や腎機能不全などの病気を調べます。

画像検査
MRIにより脳の器質的変化(萎縮、梗塞、腫瘍など)を調べます。

治療としては、根治的な方法は見つかっていませんが、行動療法として身体的、精神的な活動をさせるようにサポートすることで進行を遅らせることが中心になります。具体的には、マッサージやストレッチなどの身体的な刺激により、必要な動きを取り戻させること、再トレーニングやおもちゃを使っての遊びなどにより、人とのコミュニケーションの機会を増やすことを実践します。また食餌療法として、加齢により不足する栄養素を補充することも重要です。

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